帯コメント
スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ
「もし私が他の人よりも遠くを見ていたとしたら、
それは巨人の肩の上に立っていたからだ」
ー1676年2月、科学者アイザック・ニュートンが同僚のロバート・フックに宛てた手紙から。
「Be Here Now」に次ぐオアシス4枚目のニュー・アルバム。
イギリスの2ポンド硬貨のエッジに刻まれたアイザック・ニュートンの言葉をヒントに
冠された同タイトルは、過去を否定することによって未来を語るのではなく、
コンテンポラリーなサウンドでありながらもブリティッシュ・ロックの30年間を
代表するビートルズ、セックス・ピストルズ、ストーン・ローゼスに対して
堂々と敬意を表する、彼等のアティテュード(音楽性)を窺わせるものである。
オアシスは常に巨人たちの肩の上に立っている。
だからこそ同世代バンドたちのはるか上にそびえ立っているのである。
2000年来日公演決定
●東京:2/29(火) 3/5(日) 3/6(月) 3/7(火)横浜アリーナ
●名古屋:3/1(水)レインボーホール
●福岡:3/3(金)マリンメッセ
●大阪:3/9(木)大阪城ホール
●神戸:3/11(土) 3/12(日)ワールド記念ホール
●広島:3/14(火)グリーンアリーナ
●仙台:3/16(木)グランディ21
今作のイチオシ曲↓
収録曲
1. Fuckin’ In The Bushes
2. Go Let It Out
3. Who Feels Love?
4. Put Yer Money Where Yer Mouth Is
5. Little James
6. Gas Panic!
7. Where Did It All Go Wrong?
8. Sunday Morning Call
9. I Can See A Liar
10. Roll It Over
11. Let’s All Make Believe ※ボーナス・トラック
CDレビュー・感想
2000年2月23日 日本盤発売。
オアシスの4thアルバム、
「スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ」をご紹介。
聴いたことがない人でも、このジャケットは見た事ある人が多いのでは?
とても綺麗な風景で印象に残りやすいジャケットだと思う。
音楽的にも、肩の力が抜けて自然体のUKロックができているんじゃないかと思う。
「いい曲作らなきゃ」感が無いというか、ギラギラのヒット狙いみたいな曲が無い(いい意味で)
商業的な話で、オアシスのアルバムの中で売れてないとかいう評価っていうのは
出た時期とか時代背景みたいなものを考えると、仕方のない事だと思う。
2000年、USではオルタナティヴヘヴィだとかミクスチャーがブレイクしていた頃で。
クリードやらリンキン・パークが爆売れしているその時期に、
よくぞオアシスは今作のような、王道ともいえるUKギターロックを貫いたものだと本気で思う。
正直、UKギター・ロック(ポップ)のようなバンドが量産され、飽きられていた頃だし
私もほぼ惰性で購入したクチだ。
けれど、今聴き返してみると、当時思った感想とはまったく違っていて
変わらない事の素晴らしさというか、
オアシスというバンドの音楽の軸の安定感に凄みを感じる。
今作は、5. Little Jamesでリアムが初めて作詞作曲に挑戦したり、
ボーナス・トラックの11. Let’s All Make Believeが、やたらカッコ良かったり
内容の方も充実。中身ギッシリだ。
UKロックのど真ん中、クセの無いギターロックバンド・オアシスの4thアルバム
「スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ」是非聴いて欲しい。
Youtube公式チャンネルより
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