帯コメント
stereophonics -new album-
Just Enough Education To Perform
■日本先行発売 ■ボーナス・トラック収録
通算3作目となるニュー・アルバムは、彼らの原点であるアメリカン・サウンドを
全面に押し出した作品となった。
アルバム・セールス、コンサート動員共に現在イギリス・ロック界で
ダントツNo.1であるステレオフォニックスが、“UKロック”のフィールドを
ブチ破った記念碑的作品、それが今作だ。
今までの彼らの真骨頂でもあった「スリー・ミニッツ・ロックンロール・ソング」を
スパッと捨て去ったニュー・アルバムからは、Rock Bandとして
新たなるステージに立った彼等の現在の充実度がヒシヒシと伝わってくるのである。
FUJI ROCK FESTIVAL ’01 出演決定
今作のイチオシ曲↓
収録曲
1. Vegas Two Times
2. Lying In The Sun
3. Mr. Writer
4. Step On My Old Size Nines
5. Have A Nice Day
6. Nice To Be Out
7. Watch Them Fly Sundays
8. Everyday I Think Of Money
9. Maybe
10. Caravan Holiday
11. Rooftop
12. Maritim Belle Vue In Kiel
CDレビュー・感想
2001年3月28日 日本盤発売。
20年前の今日、発売された記念として記事を書く事にした。
ステレオフォニックスのサードアルバム、
「ジャスト・イナフ・エデュケイション・トゥ・パフォーム」をご紹介。
US古来のカントリー・ミュージックっぽい渋さのある曲もあり
大人なシブめのロックン・ロール・アルバムとなった今作。
アコースティック・サウンドがメインのスロー・テンポの曲も
どこか懐かしく、壮大なカントリー要素を感じられる。
オアシス系のUKロック・バンドだと思っていただけに、
この音楽性の変化には少しびっくりした。
私のお気に入りバンドの中に「アメリカン・ハイファイ」というバンドがいるが、
彼らはアメリカのバンドなんだけどUKっぽい曲を演ったりする。
一方、今作のステレオフォニックスは、UKロックバンドでありながら、
アメリカン・カントリーのような伝統の音楽の影響が強く感じられる。
2010年から2015年前後にカントリー・リバイバルのような、
カントリー・ロック再注目となる時期があったと思うが
いま今作を聴くと、3. Mr. Writerのようなブルースっぽくもある
渋めのクラシックで良質なロックというのは、
いつの時代でも色あせることなくカッコいいものなんだとあらためて思わされた。
ステレオフォニックスが今作のような渋い音楽に舵を切ったのは
ヴォーカルであるケリー・ジョーンズのしゃがれた声質を最大限に活かしていて、
バンドのポテンシャルを最大限に活用していると言えるだろう。
そしてUKロック・バンドとしても、似たバンドとの差別化がしっかりとされる事になり
ステレオフォニックスは日本でも人気のあるバンドとなっている。
そのステレオフォニックスのサードアルバム、
「ジャスト・イナフ・エデュケイション・トゥ・パフォーム」
ぜひ一度聴いてみて欲しい。
Youtube公式チャンネルより
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