帯コメント
「心は移り変わり 言葉は全部腐敗した そう、新しい時代なんだ」
新世紀UK 最初で最高の新人
マイ・ヴィトリオール / ファインラインズ
圧倒的なカリスマ ソム・ウォードナー率いるロンドン出身4人組。
1998年に「友人のエンジニアリング授業の課題」のため、
2日間で5曲入りテープを作成。このデモEPを手に入れたBBCラジオが
彼らの楽曲をかけ始めそれが瞬く間にイギリス全土に飛び火する。
インディでリリースしたシングル「Always Your Way」一枚と、
たった11本のライヴでレコード会社と契約。
その後リリースした「Losing Touch 」、「Comented Shoes」
「pieces」の3枚のシングルは全英を熱狂させるに十分すぎるほどだった。
2000年夏「ベスト・ニュー・バンド・イン・ブリテン」と断言された
マイ・ヴィトリオール。期待と驚愕の中、待望のデビュー。
今作のイチオシ曲↓
収録曲
1. Alpha Waves
2. Always: Your Way
3. Gentle Art of Choking
4. Kohlstream
5. Cemented Shoes
6. Grounded
7. C.O.R. (Critic-Oriented Rock)
8. Infantile
9. Ode to the Red Queen
10. Tongue Tied
11. Windows & Walls
12. Taprobane
13. Losing Touch
14. Pieces
15. Falling Off The Floor
16. Under The Wheels
17. All Of Me
18. Another Lie
19. Safety Zones And Crumple Zones
CDレビュー・感想
2001年3月28日 日本盤発売。
マイ・ヴィトリオールのデビューアルバム「ファインラインズ」をご紹介。
全19曲。
なんだか大容量なアルバムに感じるが、長短のインストを効果的に使って
アルバム全体の聴きごたえに繋げている。
個性とか感受性とかを総動員してあるようなオシャレな曲が多数あるアルバム。
UKに少し元気がなかった時期に発売された今作だが
個人的には大満足だった一枚だ。
オアシスやレディオヘッド、どのバンドにも似ていないところが
マイ・ヴィトリオールの良い所だろう。
イントロのコードトーンが綺麗な曲が多いのも気に入っているポイント。
特に3. Gentle Art of Chokingのイントロなどは
不協和音に近いカッティングからとても綺麗なコードに繋がるので
聴いていて気持ちいいのだ。
記事を書こうと、今聴き返してみても
普通に最近発売されたアルバムと比べても遜色ないくらい新しい形のUKロックだと思う。
個性派バンド、マイ・ヴィトリオール「ファインラインズ」
是非聴いてみて欲しい。
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