帯コメント
ピースフルにしてパワフルなエネルギーに満ち溢れた、
これぞカリフォルニアン・グルーヴというべき大傑作
インキュバス / モーニング・ヴュー
「モーニング・ヴュー」=新生インキュバス
全米で200万枚を超えるセールスを記録した「メイク・ユアセルフ」に続く本作は、
マリブ・ビーチのはずれにある大豪邸で制作された。
集中、そしてリラックスできる素晴らしい環境は確実に
作品に反映されており、「いい曲」を書くことに専念した彼らの懐の深さ、
ポジティヴな姿勢、そしてカリフォルニアの壮大な大陸感が
充分に伝わってくる傑作に仕上がっている。
アルバム・タイトルは、海沿いに走る国道からちょっとした丘の上にある
豪邸へ続く道=Morning View Driveからとられた。
素晴らしい朝焼けが見られることでもこの通りは有名だが、
タイトルはバンドとしての夜明け=新たなるスタートをも意味している。
また、夜になると豪邸は蛙の鳴き声で支配されるのであるが、
彼らはそれをサンプリングし作品の締めに使うなど、豪邸でのレコーディング環境は
いろいろな意味で彼らにインスピレーションを与えた。
収録曲
1. Nice To Know You
2. Circles
3. Wish You Were Here
4. Just A Phase
5. 11am
6. Blood On The Ground
7. Mexico
8. Warning
9. Echo
10. Have You Ever
11. Are You In?
12. Under My Umbrella
13. Aqueous Transmission
CDレビュー・感想
2001年10月24日 日本盤発売。
インキュバスの通算4作目、「モーニング・ヴュー」を紹介します。
前作から今作の方向性は、インキュバスのターニングポイントになっていると思います。
デビュー時のモダン・ロックっぽい雰囲気から一転し、
シンプルで緩めのグルーヴに統一されていて、大自然の中にいるかのような
ナチュラルで飾り気のない心地よい響きの曲が集まっています。
プロデューサーは、REM、ニルヴァーナ等を手掛けたスコット・リット。
今までのラップ有りのヴォーカルであったり、重めの音のギターであったり、
DJがクラッチしているようなイントロであったりするインキュバスが好きだった人には
少し肩透かしだったかもしれませんが、西海岸出身のバンドらしい曲が
詰まったアルバムに仕上がっているので、
定番の王道ロックができるバンドに進化したとも言えるでしょう。
今作のオススメ曲を紹介
1. Nice To Know You 3. Wish You Were Here 8. Warning 11. Are You In?
全体的にゆるいノリで楽に聴けるロック。インキュバスの「モーニング・ヴュー」
是非聴いてみてください！
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